人を愛することの刹那は苦悩を呼び、
愛するが故の執着は、嫉妬を生み出す。
たぎ ほのお
そして燃え滾る嫉妬の焔は、
時に人の心を狂わせる。
「なぁ、なぁ、捲兄ぃ……
しるし
愛の徴って、いっぱい付けたモンの勝ち?」
「そりゃ、まぁな……って、
お前、なにをマセたこと唐突に聞いてんだぁ?
そんなこと考えるのは、百万年早ぇんだよっ!!」
頭に拳をぐりぐりとされられながらも、
悟空は嬉しそうに笑みを絶やさない。
「まさかお前、例の意中の相手とやっちまったのかぁ?」
「やっちまったっていうの? ああいうの…」
「お、おまっ…!!
俺だってここんトコご無沙汰だっていうのに、
ガキが何してんだよっ!ったく……!」
「けどサ、前に捲兄ぃ言ってたじゃん。
初めての時は血がいっぱい出るんだって…痛くって大変なんだぞって…」
「んぁ? そりゃまぁ確かに……」
「でもサ、あいつすんげぇ気持ち良さそうだったぞ?
血なんかも全然出なかったし……」
「……はぁ……?そ、そりゃお前、お前のやり方が上手かったっつーか、
お前の愛が強かったせいじゃねーの?
それか……まぁ……なんだな……」
「な、なんだよっ!」
「ま、初めてじゃなかったとか……色々とあんだよ……!
まあ、お前の相手に限ってそりゃねぇだろーけど?」
「……はじめてじゃない……?……って、どういうこと……?」
「だから、そんなわけねぇってばよ!」
「………………」
捲簾との何気ないやり取りが、悟空の中のある疑惑を蒸し返した。
自分とそういう行為に及ぶ前に見つけた首筋の赤い徴。
あれが一体誰に付けられたものなのか、
悟空の中でひとつの小さなしこりとなって残っていた。
ナタクのことは信じている。
誰よりも自分のことを好いてくれていると思う。
それは先日の行為からも充分に窺い知ることが出来た。
だが、以前から悟空には気になっていることがあった。
それはナタクが下界で妖怪討伐の仕事をしているとき以外の
時間の所在なさだ。
いくら討伐で怪我をして療養しているからと言って、
酷い時は何日も部屋から姿を見せない。
人知れず部屋に忍び込む術を覚えた悟空は、
内緒でナタクの寝屋に忍び込んでみたが、
やはり部屋にもおらず、行方の知れない日がかなり長い間続くからだ。
そんな時、李家の城の中で、唯一守りが堅くて忍び込めない部屋があった。
地下の一角だが、いつも薄気味悪い匂いが立ち込めていて、
地価に通じる回廊は全て厳重に見張られていた。
話によると、李家の人間でさえ、まともに立ち入ることは皆無だという。
『けどなぁ……城ん中で探してないとこって、あそこしかないモンな……』
悟空は、ことナタクの事となると見境が付かなくなる。
互いの愛を確かめ合ったあの日以降、
どうにもこうにもナタクに会えない。
はじめはいつでも会えるからと高をくくっていた。
寂しくなれば、ナタクの方からも会いに来てくれると信じていた。
なのに……ここしばらくは連絡もないのだ……
いても立ってもいられなくなった悟空は、
最後の砦でもある地下室に、ナタクを探しに行くことにした。
見張りは天蓬に頼んで差し入れの飲み物の中に眠り薬を入れてもらった。
そのお陰で、すんなりと地下に侵入することが出来たのだった。
真っ暗な地下の回廊を走り抜けると、人の叫び声とも、機械の軋みとも取れない
奇妙な音が何処からともなく聞こえてくる。
薄気味悪さが悟空の足の速さを緩めたが、
それでもナタクに会いたいという気持ちが悟空の気持ちを奮起させた。
とある部屋に近づいた頃、甘い香りが悟空の鼻を突いた。
『なんだこれ? 甘ったりぃ匂い……なんか、頭がくらくらする……』
香りに惑わされてしまいそうになる自分の頬を軽く叩くと、
こっそりと足を忍ばせ、その部屋の中に入りこんだ。
そこには目を覆うような光景が漂っていた。
無数の妖怪や人間の切り刻まれた死体。
それらがガラスの中で液体に漬けられ、どんよりと漂っている。
しかもどれもが幼い子供で、よく見ると自分と歳もそう違わない。
思わずこみ上げてくる胃液を飲み込むと、
悟空は口元に手を当てたまま、ゆっくりと重い足をその奥へと進めた。
だだっ広い部屋の一角、薄暗い闇の中から、
ギシギシと何かが軋む音がする。
耳を凝らすと、その音に混じって、切なげに喘ぐ声が聞こえた。
闇に幾分か目が慣れてきてはいるものの、
それでも全てがはっきりと見えるわけではない。
ただ、愛しい銀糸の髪だけは見違えるはずもなく。
『……ナ……タク……?』
悟空は己の目を疑った。
そこには、自分の父親に組み敷かれ、
無表情のまま苦しそうな声を出すナタクの姿があったのだ。
その瞳は薄暗く、いつもの光を灯していない。
おそらく部屋中に漂うこの甘ったるい香りのせいなのだろう。
じゃこう
麝香……確かそういった香りだと思う。
人の心を惑わし、正しい判断が出来なくなる妖しの薬……
悟空は目の前の光景を悪夢だと思った。
だが、それがナタクの本意ではなく、父親の……
李塔天の仕業だと言うことも容易にわかった。
このまま目の前でナタクに無体な行為を繰り広げる男を殺し、
この手でナタクを連れ去りたい。
だがそれで果たして全てが解決されるのだろうか。
悟空はある決意を抱き、静かに泣きながらその場を後にしたのだった。
今日は天帝の命で、闘神太子をはじめとして、
主な役職につく神々が神庭に集う日だった。
さすがの李塔天も、その場に闘神太子を出さぬわけにはいかない。
悟空は式典の終わった頃を見計らって、
物陰からこっそりとナタクに声を掛けた。
「ナタクっ! ナタクっ!!」
「えっ? あっ、悟空……!」
悟空を見つけて微笑む姿は、何ら先日と変わった様子は見受けられない。
人目を気にしながらも、悟空の元に駆け寄ってきたナタクは、
久しぶりに会った恋人に頬を赤らめながら挨拶をする。
「よっ、元気だったか?」
「それは俺のセリフ! ナタクこそ、今までどうしてたんだよ?」
「え? 俺?
う〜ん、いつもそうなんだけど、下界討伐が終わったとは、
しばらく意識がないんだ……
父上が言うには、怪我の治療の間、身体が痛まないように
よく眠れる薬香を焚いてくれてたっていうんだけどサ……」
ナタクのセリフには嘘の気配は感じられない。
そういうことかと納得して、悟空はナタクの手を引いた。
「なぁ、今からあのお城に遊びに行かねぇ?」
「え?今から?」
「うん。婆ちゃんが美味いお菓子作ってくれてんだ!
それに、面白い部屋も見つけたし……な……?」
「そっか……じゃ、行ってみっか?」
手と手を取り合い訪れた城は、
先日二人が愛を確かめ合った閻魔城だった。
そこには悟空の言った通り、見たこともない美味しいお菓子が用意されていた。
「わぁ、美味ぇ〜! こんな菓子初めてだぜ!」
「だろ? これ喰い終ったら、奥に面白い部屋あるから、
遊びに行こーぜ?」
「うんっ!」
ひとしきり菓子を平らげた後、ナタクは悟空に誘われるがまま、
あるひとつの部屋に入り込んだ。
「なぁ悟空、面白いトコって……ここ……?」
「うん! この部屋だよ……入ってみて……!」
「う〜ん……なんか、この部屋……やなカンジすんだけど、
ホント大丈夫か……?」
「大丈夫、大丈夫! 俺がいるじゃんっ!なっ?」
「……そっかぁ……?」
あまり気のすすまなそうなナタクを部屋へ誘うと、
心配げなナタクをよそに、悟空は満面の笑みでナタクにこう言った。
「ナタク、いいモンあげっから、目を閉じて手を出してよ」
「目ぇつぶんの? 何だぁ??」
何か楽しい玩具でももらえるのか。
それとも悟空のことだから、何か面白い物でも見せてくれるのか。
期待に胸を膨らませ、ナタクは徐に瞳を閉じ、両手を前に差し出した。
すると、次の瞬間……
……ガシャ……
重い金属音が聞こえ、ナタクは両手首に冷たい感触を感じた。
「……え……? 悟空……?」
驚いて目を開けたナタクに悟空は少し哀しそうに微笑みながら呟いた。
「これは俺からのプレゼント。
神通力も魔力も、何もかも無効にしてしまう手枷だぜ…?
俺がしてるヤツよりもっと凄いらしい。
もともとは、ここのお姫様の神通力を封じるためのモンだったっていうから」
「……よせよ……なんの冗談だよ……」
「これで俺とお揃いだよ? 手枷のペアなんて、なんかイイジャン!」
「って、お前、シャレになんねぇってば!早く取れよ!」
声を荒げるナタクの身体を軽く押すと、
ナタクはいとも簡単に背後にあったベッドへと倒れこんだ。
そこは遥か昔、殷姫を閉じ込めていた『開かずの間』……神封じの間だった。
「この部屋さ、中からじゃ開かねぇんだって……
んでもって、この手枷してるうちは、力を一切使えないから、
ナタクは俺がいいって言うまで、ずっとここでこのままってわけ……」
「……なっ……!」
抵抗の言葉を発しようとしたナタクの唇を、
悟空の唇が強引に塞ぐ。
神としての力を使えないナタクの力など、どう抗おうとも悟空に敵うわけもない。
両手首を鎖で繋がれた状況のナタクの両腕は、
いとも簡単に悟空の片手で押さえ込まれていた。
「……ご……くう……なん……で……」
「ナタクを……愛してるから……
誰にも渡したくないし……誰にも触らせたくない……
例え父親でも、お前に触れるのは……許せないから……」
ナタクに覆い被さりながら、悟空は呟いた。
その瞳には溢れ出さんばかりの涙が浮かんでいる。
「おまえ……なに言って……んだ……」
絶え間なく続く愛撫と、悟空の熱に、絶え絶えの息でナタクが問いかける。
父親との行為は恐らく随分前からあったものだろうが、
当のナタクは意識がないわけだから、
悟空が言っていることが言いがかりだと思うのも無理はなかった。
だが、いつになく必死で自分の身体を求めてくる悟空を感じるうちに、
それが言いがかりだとしても、そこまで思いつめていることを、
不思議と嬉しくさえ思えた。
『……いい加減、俺も末期だな……
こんなことまでされてもまだ、悟空が愛しいと思えちまうんだから……』
ふっとナタクの身体の力が抜け、
今まで抵抗していたはずの風体が一転する。
悟空の唇を……舌を……そのまま受け入れては、
今度は逆にきつく吸い上げた。
「……ナ……タク……?」
「俺のこと、愛してんだろ? 独り占めしたいんだろ?
だったら、もっと……俺を満足させろよ……」
「……うん……うんっ……!」
ナタクの身体の隅々まで、その細部を確認するかのように
悟空は唇を這わせ、丁寧に舐め挙げた。
その愛撫の端々から愛しさが伝わってきて、嬉しさで眩暈がした。
悟空の甘い吐息が耳にかかり、下が首筋を舐めあげられると、
ぞくりと背筋に快感の波が走り抜ける。
頭上のシーツを掴み上げ必死でその波に抵抗を試みるも、
心とは裏腹に、口元からは自分のものとは思えない甘い声が漏れ出していた。
身体じゅうに紅い跡を付けられると、なにやら甘酸っぱい感情が沸きだしてきて
思わず涙がこみ上げる。
「……っつ……あぁっ……」
「ココんとこ……まだこの間付けた痕が……
少しだけ残ってる……」
愛しげにその痕を指先でなぞり、再び唇を寄せて吸い付ける。
自慢の白い肌に跡が残る事は、少し気が引けたが、
それでも悟空に吸い上げられてちくりと痛むこの瞬間が、
お前を愛しているんだと言う心の叫びに聞こえて、不思議と心地よい。
するとナタクの脳裏に、先日悟空に付けられた跡を見つけた父が、
鬼のような顔つきでナタクを殴ったことが浮かんできた。
『そうだ……あの後、誰と何をしていたんだと問い詰められて……
その後……俺……どうしたんだっけ……』
何度も快楽の渦に飲み込まれそうになりながら、
ナタクはぼんやりと浮かぶ記憶の断片を、無意識に繋ぎ出そうとした。
だが、あまりに漠然とした記憶のため、
それが夢なのか事実なのかさえはっきりとしない。
悟空の手がナタク自身を包み込むと、
ナタクは快感のあまり身体を大きく震わせた。
器用に上下に動かされると、くぐもった声がより一層大きくなって漏れ出す。
先端を指先で弄られると、
先走りの液が悟空の掌をみだらに汚してしまっているのがわかった。
快感のあまり大きくそそり立った自身を口に含まれ、
舌先で形をなぞられ軽く吸われただけで、
甘美な疼きが全身を駆け抜ける。
ナタクはあっけなく一度目の欲望をその口の中に注ぎ込んでしまった。
「……っはぁ……ごくうっ……!」
悟空は喉元を鳴らしながら満足げに、ナタクから出た液を飲み干す。
その口元がなんとも言えず淫らで、
手で口を拭うしぐさを見ただけで、
一度萎えかけた己が早くも脈打ちだすのを感じる。
「……なぁ、ごくう……俺にも……お前のをくれないか……?」
「……あ……うん……」
手枷のために両手が自由にならないナタクのために、
悟空はナタクと身体の向きを逆にして、自分のものをナタクに含ませた。
そして、自分は再度ナタクのものを口に咥えこみ、
また容赦なく舌で刺激を加え出す。
「……っ……はぁっ……」
「……くっ……ふぅっ……」
口に含んだものが徐々に体積を増していく。
互いのものが大きく張り詰めた状況で、
悟空は次にナタクの後肛を愛撫しだした。
そこは既に柔らかく、いつでも悟空を受け入れられる状態で、
微かに赤みを帯びていた。
指を軽く差し込み、ある特定の場所を探ると、
ナタクは途端に背中を仰け反らせ、快感に耐える表情を浮かべる。
「……やっ……そこ……ダメだってば……」
愁いを帯びた瞳で見つめられると、
悟空自身ももう我慢の限界を感じ出す。
さっきまでの体勢を変え、今度はナタクを自分の膝の上に抱えると、
抱きかかえるように腰を自分の方へと引き寄せた。
既にナタク自身の唾液で随分に濡らされた悟空の猛りは、
すんなりとナタクの中へと滑り込むことが出来た。
「……あっ……ああっ……!」
「……んっ……くうっ……」
悟空を待ち構えていたかのように、ナタクの内腔はきつく悟空を締め付ける。
すぐにでも欲望を解放してしまいそうなのをぐっと堪え、
悟空はナタクの身体を気遣うかのように、次第に動きを増していった。
ギシギシと卑猥な音を上げベッドが軋む……
気が遠くなりつつ、その音を聞き、
ナタクは快感の渦に飲み込まれようとしていた。
だがそんな朦朧とした意識の中で、
ナタクのはあることを思い出そうとしていた。
そう……記憶の奥底に封印していた……父との関係……
『……そっか……おれ……』
随分と長い間、父の玩具に成り果てていた。
父は自分に本当の母の面影を重ね、時折気が狂ったように抱いていた。
記憶は薬のお陰で封印されていたが、
身体はそれを覚えていた。
快楽と言うものとは程遠い、ただ身体を提供するだけの行為。
そこに愛情は存在せず、ただただ、別の人間の代理として実の父に抱かれていた事実。
悟空との行為に愛情を感じる分、
それまでの行為が汚らわしいものに思えた。
父が異常なほど自分の身体に執着していた理由。
それは意識のない自分が、愛しい人の代償行為をしていたからに過ぎなかった。
虚しく…そして哀しい父との行為……
それを清算するためにも、もう父の元には帰れない。
なんとも言えない悲しさと空しさを覚える反面、
そんな自分を心から必要としてくれる存在がいることを改めて自覚する。
その誰よりも愛しい存在が、今自分とひとつになり、
全身全霊で自分を求めてくれている。
「……ナタク……ナタ…ク……愛してる……」
「ごく……オレ……も……」
悟空が自分を求め、激しく身体の中を掻き回す。
突き上げられるたびに、
背筋から頭の先へ抜けるような快楽の渦がナタクを襲った。
悟空自身がより深く己の中へ入り込み、
一番感じる部分を突かれるたびに悲鳴めいた声が上がる。
その快感に、ナタクは目の前が真っ白になり、意識を手放した。
そして、そのきつい締め付けを受け、
悟空自身もナタクの中で、思い切りその欲望を解き放ったのだった。
蒼い月の光が差し込む部屋の中、二人だけのベッドの上で、
互いの身体を重ね合わせたまま心地よい疲労感にまどろむ。
その沈黙を先に破ったのは、ナタクの方だった。
「なぁ……ごくう……」
「……ん……?」
「お前……ひょっとして……俺のこと……何か知ってる?」
「……うん……
ナタクのことは全部……知ってるよ……」
「……そっか……」
「……ナタク……ごめん……
痛いだろ? その手枷……
こんなことして、俺のこと、嫌いになった?」
「馬鹿……嫌いになるわけねぇだろ?
それに、今更そんな愁傷なこと言うぐらいなら、最初っからこんなこと
すんなっつーの!」
「だって……だってさぁ……オレ……オレっ……!」
顔をぐしゃぐしゃにして悟空が泣きじゃくる。
時折大きくしゃくり上げながら、ナタクのことが大好きだからと、
誰にも渡したくないからと、同じことを何度も繰り返し訴える。
「わかったよ! オレ、もう一生ここでお前に囲われてやる!
もう何処にも行かねぇし、家にも戻んねぇ!
その代わり、お前、ずっと一生、俺の面倒見んだぞ?」
「うんっ!うんっ!!ずっと一緒にいる!ずっと面倒見るっ!」
それも悪くないと、ナタクは本当に思い出していた。
大好きな悟空に一生縛られているのなら、その方が本望だと。
もう嫌な殺生も、煩わしい社交辞令も、父親からの執着も受けずに済む。
暗い部屋に一人でいるのは慣れているし、何よりこの部屋には自由がある。
好きな相手と抱き合える自由。
何物にも代えがたい、愛する者との時間。
これは今まで自分が望んでいたことではないのかと。
「ナタク、手貸して……」
「え?なんで?」
「その手枷外すよ……」
「えっ?やだよ!」
「へっ?なんで??」
せっかくの申し出をナタクが断ったことに、
悟空は疑問の色を隠せない。
「だってサ、せっかくお前と一緒になれたんじゃん。
お前と揃いの手枷だ……!」
「……ナタクって……へん……」
「おっ、お前がそれを言うかぁ?このぉ〜!」
「わっ、かんべんっ!!」
じゃれ合う時も、キスするときも、それは甘い睦言で。
二人は小さな窓から覗く蒼い月を、
ただ、抱き合って眺めていた……
≪あとがき≫
はははっ( ̄▽ ̄;)
やってしまいましたぁ〜〜〜〜〜ヾ(- -;)
銀糸伝説の番外編……というか、後日談??
プチ監禁モノでぇ〜す♪
まぁ、エッチシーンは大したことありませんが、
内容が内容なので、裏に隠しました;
この後二人がどうしたかって??
それは読まれた方のご想像にお任せする事と致しまして……。
少しは楽しんでいただけましたでしょうか?
この二人の話は、またいつか書きたいです(≧∇≦)~~*
だって、好きなんだもん♪
それまでしばしのお別れで〜すっvv(⌒∇⌒)ノ””
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